【幼児期の読み聞かせなぜ大事?】絵本がもたらす効果は語彙力の向上だけではなかった!

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「絵本の読み聞かせは最低でも1日1回は行うこと!賢い子になるから。」

これは私が私立保育園に勤務していたときに、保育士歴60年の園長先生によく言われた言葉です。

やがて自分にも子どもが生まれ(現在5歳と2歳)、園長先生の教え通り赤ちゃんの時から毎日たくさんの絵本を読み聞かせました。

反応が良かった絵本は1日に何度も読んだり、飽きてきたかなと思ったら新しい絵本を買い足したり。

今では子どもたちの方から「これ読んで!」と何冊も持ってくるほど絵本大好きになってくれました。

子育て・絵本の読み聞かせ関連の本や論文はたくさんあり、絵本が子どもにいい影響を与えることは子育て世代の方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

では一体どんな効果があるのでしょう。

今回は齋藤孝さんの著書1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てるを参考に、私自身の体験と合わせて紹介していきます。
目次

絵本の読み聞かせがもたらす効果

齋藤さんはこの本の中で、『小学校に上がるまでの7年間をどう過ごすかが本当に頭のいい子を育てるための鍵』だといっています。

※本当の頭のよさ=自分の足で立って、自分の頭で考え、自分の手で幸せを掴みにいく力

様々な早期教育が流行している中でも、幼児期の絵本の読み聞かせこそが全てであると考えられています。

親と子が一緒に過ごす貴重な時間

小学校までは、いかに心豊かに過ごせるかが大切なのだそうです。

絵本の読み聞かせは、なるべく子どものペースに合わせてゆっくり読むことで、絵本の楽しい時間を親子で共有できるようにします。

その中で、『主人公がかわいそう』や『次に何がでてくるのかとわくわくする』などお父さんやお母さんと同じ気持ちになることでつながりを感じていきます。

また、一緒に布団に入って読んだり、抱っこしてもらいながら読むことで子どもはぬくもりを感じることもできます。

絵本の読み聞かせを通して、子は親から『心のつながり』『安心感』を得るです。

幼い子どもにとって、こんな幸せなことはありません。

親にとっても、子のぬくもりつながりを感じられる至福のひとときとなるのではないでしょうか。

『なりきること』で情緒が育つ

幼児期にはたくさんの “ごっこ遊び” をします。

おままごとではお母さんになりきり、お店屋さんごっこでは 店員さんになりきります。

子どもは、“ごっこ遊び” を通してこんなときお母さんなら何て言うかな…と人の気持ちを考えるようになる『心の成長』なのです。

絵本では、おじいちゃんおばあちゃんや動物、時にはおばけの気持ちになることもあり、

“ごっこ遊び” 以上に、自分以外の者になりきる経験ができます。

実際に経験していなくても、子どもは絵本を通して「いじめられたらこんな悲しい気持ちになるんだな」「優しくしてもらえたら嬉しいんだな」などと感じられるようにもなります。

様々な言葉や絵と出会う

昨今、テレビやYouTubeなどでも様々な子ども向け番組があります。

日本語と出会うということに関しては、そのような媒体からでも学べるでしょう。

しかし、齋藤さんは『絵本ならではの美しい言葉の世界になるべく多く触れさせてあげることが大切』だと言われています。

絵本は作者が子どもの為に選び抜いた言葉で構成されています。

また、擬音語であったり、繰り返しであったり、リズムがよかったり、聞いていても心地がいいものばかりです。

日常生活で出会うことが少ない言葉も含まれています。

たとえば、2歳の娘が大好きな『はらぺこあおむし』の中に「こんなにおおきくてふとっちょに」という言葉がでてきます。

2歳では聞いているだけでは理解できませんが、大きくなったあおむしの絵を見てその言葉の意味を理解していきます。

テレビやYouTubeでは次々と画面が移り変わり、分からないことがあってもどんどん進んでいってしまいます。

絵本は子どものペースでゆっくりと読み、「これ何?」と聞かれたときに答えてあげることもできます。

絵本の読み聞かせが子どもの語彙力の向上にもつながるのです。

『読書』へと移行していくためのステップ

たくさんの絵本を読み聞かせてあげることで、幼いころから絵本に慣れ親しむことができます。

やがて子どもが絵本の読み聞かせを必要としなくなったときにも、自分からすすんで本を読みたくなるでしょう。

また、『本を読むことにはコツが必要』なんだそうです。

小さなころから、読む練習をすることでコツをつかむことができ、本を読むのが楽しくて仕方なくなるのです。

こうして自然な形で、読書の習慣へとつながっていくことでしょう。

1日15分+100冊の絵本

齋藤さんは、毎日15分の読み聞かせと100冊の絵本があれば大丈夫だと言われています。

15分と聞くと長そうに感じますが、ゆっくり子どものペースで読み書かせていると2・3冊で過ぎてしまうことがほとんどです!

そして、絵本は図書館などで借りてくるのもいいけれど、お気に入りの絵本は購入していつでも読めるようにしておくといいのだそう。

新品を揃えようと思うとなかなかのお値段ですが、今はメルカリなどのフリマアプリから中古品でもいい状態の絵本が簡単に手に入るようになりました。

我が家も、5歳の息子に保育園でよく読んでいる絵本や面白かった絵本を聞いて、メルカリで購入しています。

その中でも最近購入した『そらまめくんシリーズ』は特にお気に入りで、私が読んであげたあと自分でも何度も読み返します。

それと同時に、ジャンルが偏らないよう息子がこれまでに読んだことにない絵本も購入していきました。

例えば『おれはティラノサウルスだ』は、私が年中さんを担任していたときに読みきかせの途中で感動して泣いた子がいて、それにつられて私も一緒に泣いた思い出の絵本です。

自分の子どもにも読んであげたいなと思っていたので、息子も年中さんになったタイミングで購入しました。

また、定番の昔話も揃えたかったので、幼い子でも分かりやすいストーリーの『3びきのこぶた』や『おおかみと7ひきのこやぎ』などから購入していきました。

そうしているうちにどんどん絵本が増えていったので、100冊は意外とあっという間に超えていく印象です!

最後に

紹介してきたように絵本の読み聞かせにはメリットがたくさんあります!

・語彙力の向上
・情緒の発達
・子どもとのコミュニケーションや絆を深めることができる
・成長期での読書習慣につながる 

今回参考にさせていただいた齋藤孝さんの1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てるの最後には、絵本と読み聞かせ方も紹介されています。

ぜひ子育て世代の方に読んでいだたきたいおすすめの1冊です!

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